栃木順子さん 総合プロコース 第32期卒業
アーユルヴェーダに興味を持ち学ぼうと思ったきっかけ
長らく企業や法律事務所で事務系の仕事をしてきました。
アーユルヴェーダに出会った2015年ごろは特に仕事がハードで、不定愁訴が続き毎日の食事に気を使うことすらできずにいました。
それまでは健康が取り柄と思っていたのに、三十代にしていわゆる四十肩に悩まされるなど、肉体的・精神的に弱っていました。
そんなとき、雑誌でアーユルヴェーダの紹介記事を読み、なぜか心惹かれ、早速その年の夏休みはスリランカにケアを受けに行きました。
ドクターのコンサルテーションに従った食事、オイルマッサージ、ハーブ薬の内服、また鍼治療により、滞在最終日には肩の不快感も消えていました。
初めてのアーユルヴェーダ体験で、改めて自らの不調に気づき、健康の有り難さを痛感しました。
カレッジを選んだ理由
スリランカでの体験を通じてアーユルヴェーダに興味を覚え、帰国後、インターネットでスクール探しをしました。
いくつかのスクールがヒットした中、英国アーユルヴェーダカレッジは、ホームページが見やすく、また自宅から通い易そうだったことから、先ずは入門セミナーに参加しました。
そして、実技と理論を同時に並行して学ぶことができるカリキュラムに魅力を感じ、総合プロコースに申込みました。
カレッジで学んで良かったこと
アーユルヴェーダドクターのパーリタ先生は日本語が堪能で、サンスクリット語や英語の文献を、日本語で分かり易く解説してくれました。なにより、本場のアーユルヴェーダドクターから直接学ぶことができる貴重な体験でした。
また、アーユルヴェーダドクターとして日本で活躍されている小峰先生や田端先生の授業を受ける機会もありました。
このとき、インドで学んだ日本人のドクターが、日本の病院やクリニックにいることを初めて知りました。同時に、日本におけるアーユルヴェーダ普及の可能性を感じました。
山田校長から教わったビジネススキルや心理カウンセリング、また、現役セラピストの先生方から学んだ解剖生理等の現代医学に基づく知識も、現職の様々な場面で活用でき、とても助かっています。
英国アーユルヴェーダカレッジでは、アーユルヴェーダの伝統医療と現代医学との関連も含めて、自ら調べ、考えさせる授業が主なので、より実践的だと感じました。
そのため、考えていた以上に課題もあり、また、特にパーリタ先生の授業は、納得できる解答が出るまでとことん考えさせるというスタイルで、苦労はしましたが、各課題についてクラスメイトとたくさんディスカッションできたことは、とても刺激的でした。
クラスメイトとは13ヶ月間一緒に学びます。アーユルヴェーダに関してはもちろん、それ以外にも、他の友人とは語り合えない様な深い話も沢山しました。私の人生の中で得難い経験であり、今も大切な仲間です。
現在の活動とこれから
2017年1月に英国アーユルヴェーダカレッジを卒業後、同年11月から現在の職場「ザ・テラスクラブ・アット・ブセナ」に就職しました。
ホテルでセラピストとして働き始めて、一年数ヶ月。セラピスト業はもちろん、接客業も初めて、という転職でしたが、研修が充実しているので一から学ぶことができました。
当ホテルは、滞在型のウェルネスホテルで、アーユルヴェーダを含むエステ部門の他、タラソセラピーを利用したプールやヘルシーメニューを提供するダイニングがあります。
同僚に健康運動指導士、整体師、ピラティスやヨガのインストラクターなど、健康に関するプロフェッショナルが多いので、お互いに欠けている知識を教えあうことができ、とても有り難い環境です。
また、ゲストには比較的年配の方が多いため、疾患を抱えている人にトリートメントする場合の注意点なども学ぶ環境が整っています。
さらに、チネイザン、クラニオセイクラルセラピー、ディエンチャンなどの先生をお迎えして、ゲストにウェルネスセッションを提供する際には、時間があれば私たちセラピストも体験学習させてもらえる場合があります。自分の専門以外のセラピーについても視野を広げることができるのも有り難いです。
いずれは独立することを考えていますが、しばらくは現在の職場でしっかり経験と知識を積み上げたいです。この先もずっとセラピストとして、アーユルヴェーダの素晴らしさを伝え続けていけたらと思っています。
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