アーユルヴェーダでは、日常の生活習慣がとても重要です。その中でも食事は、健康を維持するための基本となります。『応用栄養学』の授業では、アーユルヴェーダセラピストとして、食生活のアドバイスができるよう基本的な栄養学をアーユルヴェーダのトピックを交えながら学んでいきます。
食材の栄養素と身体への働き
それぞれの食材には、どんな栄養素が含まれているのか。それは人の身体にどんな効果をもたらすのか。アーユルヴェーダにおける体質と合わせて考えた場合、どういった取り方が望ましいのか。
カリキュラムでは、炭水化物、タンパク質、ビタミンなど各栄養素の概要から、消化・吸収のしくみなどに加え、今問題になっている生活習慣病と食事の関連や、特定保健用食品やサプリメント、また栄養成分表示についてなど、栄養と食に関連する分野を包括的に学びます
アーユルヴェーダセラピストとしてお客様の食生活を伺って、足りない栄養素はどれなのか、栄養素を損なう食べ方をしていないか、逆に取りすぎているものはないだろうか、といったことを判断できるよう、1つ1つじっくりと学んでいきます。
ディスカッションで理解を深める
授業はディスカッション形式が多く、また食事という身近な話題のため、とても盛り上がります。1日の摂取カロリーの平均はどれくらいか、そもそもその計算はどうやるのかといったことなども、みんなで実際にやってみながら、意見を共有しながら進めていきますので、興味が深まります。
栄養と食事を考えることが楽しくなると、アドバイスをするのも楽しくなります。自分が興味を持ったことを、お客様にも興味を持っていただけるようにお伝えする。これはとても重要なことなのです。
臨床現場の事例が学べる
講師は、栄養士でありながら、インド政府機関認定のアーユルヴェーダセラピストの資格を持つ冨岡先生です。インドのアーユルヴェーダ病院での勤務経験もあり、栄養学とアーユルヴェーダを織り交ぜ、時には具体的な現場でのお話も加えながら、わかりやすく楽しく授業が進みます。経験の豊富な先生に教わることができるというのはとても重要です。
続けてみて効果があらわれる
「身体にいいといわれることは5回以上続けなければ、身体に影響はない。」玄米、スローフード、スパイスやハーブなど、テレビや雑誌でも、ときどき健康食が紹介されていますね。でも、そのときちょっとやっただけではダメなのです。5回以上試してみて、初めて身体に影響が出始める。さらに続けてみて、やっと効果が現れる。そういうものです。
ときどき先生が教えてくれる簡単レシピは、身体に良い上にすごく美味しいんです。こういった「簡単にできること」を継続に結び付けられるようにアドバイスできたら、アーユルヴェーダセラピストとしても素晴らしいですね。
英国アーユルヴェーダカレッジの様々な授業の一部をご紹介します。
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