セラピストとして必要なコミュニケーション力
アーユルヴェーダを学び、セラピストとして活動を始めようと思った時、お客様に対してどのように接したらよいのでしょうか。知識として、技術として、アーユルヴェーダを知っていても、きちんと「場」を作って、適切にお客様とコミュニケーションが取れなければ、セラピストとは言えません。
当スクールの『コンサルテーション』の授業では、接遇マナーやコンサルテーション概論を学ぶと共に、ロールプレイを行うことで、より実践に強いセラピストを育てます。
客室乗務員のキャリアが長く、オーナーセラピストとして活躍する講師から、コンサルテーションの実践を学んでいきます。
コンサルテーションの目的
そもそもコンサルテーションとは、セラピストが施術前に、クライアントがその施術に期待すること、クライアントの心身状態などを客観的に把握し、良い信頼関係のもとで、安全で適切な施術を行なうために情報をえることを目的とします。施術に入る前の限られた時間の中で、適切に効率良くお客様とコミュニケーションを取る必要があります。
・どうして自分のサロンへ来たのか 何を目的としているのか
・お客様の身体や心は今どのような状態なのか
これらを把握したうえで、どのような施術を何を使って行うのかを説明する必要があります。お客様の体質などによって、行えない施術や使うことができない粧材もあるかもしれません。これらも確認していきます。
ロールプレイで自信をつける
さらに、当カレッジの学生はアーユルヴェーダ・セラピストになるのですから、アーユルヴェーダについても説明します。緊張させずにうまく話を誘導しながら、手際よく情報を聞き出し、かつ説明していくことには、経験が求められます。
そこでコンサルテーションを行うのにどういった知識が必要なのかを座学で学んだあとは、生徒同士でロールプレイを行います。
ペアになって、お客様とセラピスト役に分かれ、実際にコンサルテーションをするのです。実はこのロールプレイ、ビデオで撮影します!自分の姿を客観的に見る機会など、そうない機会ですよね。でも、ビデオを通してみると、行動や話し方のくせや、会話の組み立て方の良し悪しなどが、驚くほどよく分かります。
お客様の立場になってわかること
また、実際にお客様になってみて分かることもあります。「ここ、こう聞いてくれたら答えやすいかも…」「ここいいな、私も真似しよう!」そんな風に、クラスみんなで意見を出し合ってディスカッションをしながら、よいコンサルテーションの方法を見つけ出していきます。
自分の喋る姿を確認するって、最初はちょっと恥ずかしいんですけどね。でも、同じ内容でコンサルテーションを行っても、やはり一人ひとり個性がでます。良いところを伸ばしながら、セラピストとしての自分を確認していく。そんな重要な授業です。
問題を解決するためにアドバイスをする。それがコンサルテーションです。アーユルヴェーダをツールに、セラピストとしてお客様へ最良のアドバイスができることを目指します。
英国アーユルヴェーダカレッジの様々な授業の一部をご紹介します。
■アーユルヴェーダ基本理論 | ■アーユルヴェーダマッサージ理論 | ■オイル~マッサージ理論~ |
■アーユルヴェーダ研究成果 | ■アーユルヴェーダ生活実践法 | ■ヨーガ実技 |
■解剖生理学 | ■応用栄養学 | ■心理カウンセリング |
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