応用栄養学を学ぶ【ミネラルについて】

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5大栄養素の中でも、なんとなく忘れられがちなミネラルですが、
重要な働きがあるってご存知でしょうか?
今日は、ミネラル(無機質)について詳しく学んだので、その内容をシェアしますね。

体の構成元素のうちミネラルは全体の何%?

体は酸素・炭素・水素・窒素、ミネラルから構成されています。
そのうち、95%は酸素・炭素・水素・窒素の4元素で、

酸素  65%
炭素  18%
水素  10%
窒素  3%

残りの5%が「ミネラル」です。

ミネラルは自然界に100種類以上存在しています。
そのうち栄養素として必要なミネラルで、
通常の食事では不足しがちなミネラルを
「必須ミネラル」といいます。

必須ミネラルは、
カルシウム(Ca)、リン(P)、カリウム(K)、硫黄(S)、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、
マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、
ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)
の16種類です。

身体に必要なミネラル

ミネラルには1日の食事から100ml以上の摂取が必要なものと、
少量必要なものがあります。
100ml以上必要なミネラルを「多量ミネラル」、
少量必要なミネラルを「微量ミネラル」と呼びます。
多量ミネラルと微量ミネラルは以下のように分けられます。

多量ミネラル

・カルシウム
・リン(硫黄)
・カリウム
・ナトリウム
・マグネシウム
・塩素

微量ミネラル

・鉄
・亜鉛
・銅
・マンガン
・ヨウ素
・セレン
・モリブデン
・コバルト
・クロム

これらは、全て身体の維持・調節に欠くことのできないミネラルです。

ミネラルの生理的作用

ミネラルの生理的作用には、

硬組織の構成
・骨格や歯の形成

軟組織の機能に関与
・筋肉の収縮、心臓、神経などの機能維持

生体機能の調節作用
・浸透圧の調整
・物質(細胞)の平衡の維持

生理活性物質の成分
・酸素、ホルモン、ビタミンなどの物質の構成成分

酸素反応の活性化物質
・酸素反応を活性化させる働き

などがあります。
個々のミネラルにはそれぞれの働きがありますが、
ここでは書ききれないので、今回はミネラルが
含まれる食品を紹介しますね。

ミネラルを含む食品

カルシウム
・乳製品、小魚類、ひじき、大豆製品、切り干し大根
小松菜、モロヘイヤ

マグネシウム
・野菜、魚肉類、バナナ、大豆、海藻

亜鉛
・カキ、抹茶、ココア、きな粉、いりごま、大豆、
小麦胚芽、カリフラワー、ナッツ


・肉のレバー、イカ

ヨウ素
・わかめ、マダラ、サンマなど

セレン
・たらこ、レンズ豆など

クロム
・青のり、ひじき、チョコレート

モリブデン
・穀類、豆類に多い

微量でよいミネラルは簡単に摂取できそうですが、
食事量が少ないとか、食事に偏りがある場合などは、
サプリメントを上手に活用するといいですね。
ただ、サプリメントに頼りすぎず、食べ物から
摂取することも大切です。
自身の食生活をみつめてみて、既に摂取できているものと、
できていないものを整理してみましょう。

ミネラルは身体の維持・調節に必要な栄養素です。
骨だけでなく、髪、爪、皮膚もミネラルが関係しています。
最近なんだか髪がパサパサすると感じたり、皮膚の乾燥を感じたら
ミネラルが不足しているかも知れませんよ。
ミネラルを多く含む食品を参考に食事に摂り入れてみてくださね。

 

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