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アーユルヴェーダプラクティスの実践【健康のバロメータ 爪】

The College of Ayurveda

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今日は爪についてアーユルヴェーダ的観点から学びました。
爪を観察することにより、その人の健康状態が分かります。
こっそり友達の爪を観察して、身体のことを伝えると「何でわかるの?」って、
驚かれるかも知れませんよ。

爪はどうやって作られる?

アーユルヴェーダでは身体の組織要素(ダートゥ)は7つあると定義しています。

1.rasa(ラサ)
血漿の組織要素

2.rakta(ラクタ)
血液(赤血球)の組織要素

3.mamsa(マーンサ)
筋肉の組織要素

4.medas(メーダス)
脂肪の組織要素

5.asthi(アスティ)
骨の組織要素

6.majja(マッジャ)
骨髄・神経の組織要素

7.sukura(シュクラ)
生殖器の組織要素

この7つの組織要素は1から7に向かって順番につくられるのですが、
5番目の、asthi(骨の組織要素)をつくる時に副産物としてできるのが「爪」です。

爪の状態からみる身体の状態

それでは、爪から読み取れる身体の状態をみていきましょう!

・横線が入った爪
消化力が低下している

・縦線が入った爪
長期的なヴァータのアンバランスとビタミンB12、鉄分不足

・白い斑点がある爪
カルシウム、亜鉛不足。精白糖を含む甘いものの食べ過ぎ

・噛み跡がある爪
精神不安定、ミネラル不足、腸内の寄生虫、ヴァータの悪化

・スプーン状の爪
たんぱく質、ビタミンC、葉酸の不足

・もろい爪
鉄分、ビタミンAの不足。甲状腺(ホルモンバランス)や肝臓機能の低下。血行不良

・裂けた爪
腹部の消化力の低下

・赤紫色の爪
免疫力の低下

・真っ赤な爪
食べ過ぎ、塩分・油分の多い食べ物による血流の滞り

・黄色っぽい爪
肝臓の障害

・青色の爪
肺や心臓の障害

・青白い爪
貧血。腎臓、肝臓の機能低下。血行不良

爪を観察するだけで、かなりの情報が得られると思いませんか?
女性はマニキュアをされている方が多いので、なかなか素の状態の爪を
みることができませんが、お手入れの際にちょっと観察してみるといいですね。

健康な爪は、ピンクがかった色をして、表面が滑らかで形が揃っています。
爪の状態が気になる方は、爪に必要な栄養素が摂取できているか確認してみてくださいね。

爪に必要な栄養素

・たんぱく質
・イオウ
・カルシウム
・鉄分
・シリカ(ケイ素)
・亜鉛
・必須脂肪酸
・ビオチン
・ビタミンA、E、D

体質による爪の特徴

ヴァータ体質
・不揃いな形で青白く、割れやすい

ピッタ体質
・楕円形で均等な形でピンク色、柔らかく、しなやか

カパ体質
・四角くて、厚みがあり、丈夫

いかがでしたでしょうか?
ご自身の爪の状態が気になった方は、生活習慣を見直してみるきっかけになるといいですね。

 

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