英国アーユルヴェーダカレッジにはこのカレッジでしか学べない手技があります。
ご存知でしょうか?
それは、「タイラヴィマルダナ」です。
タイラヴィマルダナには、5つの手技があり、それらを組み合わせて、
ヘッドやボディーのトリートメントを行っていきます。
今日はその手技のひとつである「ターダナ」にスポットをあててご紹介します。
ターダナとは
Tadana = ターダナ
ターダナには、「たたく」と言う意味があります。
手根を使って筋肉を細かくたたく手技です。
たたくことで筋肉にバイブレーションを与え、筋肉をほぐしたり、柔らかくします。
また、気が通る道を開くという目的もあります。
この、ターダナは、トリートメントの最初におこなう手技です。
アーユルヴェーダのトリートメントでは「たたく」と言う手技は珍しく、
一般的に広く知られている「アヴィヤンガ」には無い手技です。
アヴィヤンガは大量の温かいオイルを体に浸透させていくトリートメントです。
一方、タイラヴィマルダナは「ターダナ」、「マルダナ」の手技で全身の筋肉をほぐした後に、
「ガルシャナ」の手技で大量の温かいオイルを体に浸透させていくため、
より高いリラクゼーション効果を期待できます。
ターダナ実践
最初に先生のデモンストレーションを見て、手技を教わり、いざ実践です。
見ているのと、やってみるのでは大違い!
ターダナでバイブレーションを起こすには、
左右の手でリズミカルにたたくと言うことなんですが。。
このリズミカルにって言うのが難しいです。
同じ場所をたたくのではなく、
足をトリートメントするのであれば、
腰から足首あたりまでをスムーズに移動しながら、
強すぎず、弱すぎず、程よい刺激を与えながらたたいていく。
たたくことに集中すると、上手く移動ができず、
移動に集中すると、たたくことが雑になり、
いつの間にか手根とは違うところでたたいていたり。
リズミカルにトン、トン、トンとたたきたいのはやまやまだけれど、
なぜか、ドン、ドン、ドンって感じになっていたり。
手技に集中すると、ボディーワーク(体の使い方)がおろそかになっていたり。
ボディーワークが崩れると、無駄な動きや力で自身の体を傷める
原因になったり、手技の効果が感じられなかったりします。
たたく強さも、お客様によって感じ方が異なるので、
強さが妥当であるかどうかをお客様に確認しながら行います。
弱いのがお好きな方であればよいのですが、
強さを求める方には弱いと物足りなさが残り、
強すぎると逆に筋肉が緊張して身体を緩めることができないので
リラクゼーション効果を得ることができません。
このちょうどいい感じをつかむのが難しいです。
授業の感想
実技の時間はカリキュラムの中でかなり時間割かれています。
それだけ実技の習得に力を入れられているってことなので、
めげずに頑張りましょう。
何事も練習あるのみですね。
最初から上手くできないのは当たり前!って言い聞かせながら。
でも、和太鼓習っていたことがあると言うクラスメートは、
このターダナ、めちゃくちゃ上手なんですよ。
体幹がしっかりしていてリズミカルで。
練習でペアを組むと、このターダナの虜になります。
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