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ヨーガ概論を学ぶ【ヨーガ・スートラと呼吸法】

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今日はヨーガ概論の中で学んだ「ヨーガ・スートラ」と「呼吸法」をご紹介します。

ヨーガ・スートラとは

ヨーガ・スートラはヨーガの経典のことです。
現代ヨガにおける重要な経典とされていて、心や考え方について書かれています。

ギータの教えをより具体的に、体系的に解説している経典で、
パタンジャリによって編纂されたとされ、全4章から構成されています。

<全4章>
・サマーディ・パダ(三昧部門)
・サーダナ・パダ(実修部門)
・ヴィブーティ・パダ(成就、自在力部門)
・カイヴァリヤ・パダ(絶対、独存位部門)

8段階のヨーガ(アシュタンガ・ヨーガ)

ヨーガ・スートラには8段階(アシュタンガ・ヨーガ)の教えがあります。
現代のヨガを習っている方はご存知かもしれませんが、
8段階の教えとは、

1.ヤマ(禁戒)・・・やってはいけないこと
アヒンサー(非暴力)、サティヤ(真理・誠実)、アスティーヤ(不盗)、
ブラフマチャリヤ(禁欲)、アパリグラハ(無所有)
2.ニヤマ(勧戒)・・・進んで行うこと
3.アーサナ(坐法)・・・ヨーガのポーズ
4.プラーナヤーマ(調気法)・・・呼吸法
5.プラティーヤハーラ(制感)・・・感覚器官を制御する
6.ダーラナー(集中)
7.ディヤーナ(瞑想)
8.サマーディ(三昧)

です。

ヨーガ・スートラでは「ヨーガとは心の動きを死滅することである」と
定義されていますが、8つの段階が1から順に進んで5段階目の
プラティーヤハーラ(制感)あたりから、心の動きの制御がはじまり、
ダーラナー(集中)、ディヤーナ(瞑想)と段階が上がることで、
だんだん無我の境地に入っていって、最終的にサマーディ(三昧)に
至ります。

この8段階の中で、4段階目にあたるプラーナヤーマ(調気法)は
日常生活の中で取り入れやすく、体調を整えるのに効果的です。

ドーシャ別「呼吸法」

プラーナヤーマには、ドーシャ別に実践するとよい呼吸法があるので、
ぜひ実践してみてください。

ナーディー・ショーダナ

片鼻呼吸法で「ヴァータの鎮静」によいとされています。

ナーディ = プラーナの通り道
ショーダナ = 浄化

<呼吸のやり方>
①結跏趺坐(けっかふざ)で座り、骨盤を立て、背骨をまっすぐ伸ばします。
②左鼻から息を吸い入れてから、自分の力に応じて保息します。
③その後、左鼻から息を吐き出します。
④続いて、右鼻から息を吸い、保息し、その後、左鼻から息を吐き出す。
※左右5セット行いましょう。
※結跏趺坐(けっかふざ)とは、禅の修行をする時のすわり方で、左右の足の甲を
それぞれ反対の股(もも)にのせて、足の裏が上を向くように組みます。

エネルギーの通り道を浄化すると、やる気や集中力のアップ、ストレスの緩和、
リラックス、イライラや怒りの鎮静などに効果が期待できますよ。

シータリー

冷たい空気を取り入れて、体の中の温かい空気を排泄する呼吸法で、
体と心を冷やす効果があり、「ピッタの鎮静」によいとされています。

<呼吸のやり方>
①息を吐きながら、舌を口から出します。
②舌の両側を丸めるようにチューブ状にし、そこから息を吸います。
③息を吸ったら、舌を口の中に戻し、口を閉じます。
④冷気を感じながら、鼻から息を吐き出します。
※9回行いましょう。

カパラバーディ

肝臓、脾臓、膵臓、腹筋が活発になり、消化力が上がり、酸素が満たされ、
「カパの鎮静」によいとされています。

<呼吸のやり方>
①臍のしたに力を入れ、目線3m先のろうそくの火を消すイメージをしてください。
②腹筋を動かすように、息を早く力強く押し出して、目先のろうそくの火を消すように吐き、
その勢いで吸いましょう。
③これをリズミカルに連続して10回を3セット行います。

3セット
・2秒に1呼吸のペースで10回
・1秒に1呼吸のペースで10回
・1秒に2呼吸のペースで10回

 

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