福田雅子さん 総合プロコース第41期卒業
アーユルヴェーダを学びはじめたきっかけ
もともとエステや整体に通うことが好きで、スリランカのアーユルヴェーダにも興味がありました。
SEの仕事をしていた当時、土日は体も心も疲労困憊の状態でした。サロンなどに通って何とか自分のメンテナンスをしながら生活していましたが、30代になると、女性ホルモンの減少と仕事のハードワークが重なったことで更に体調が悪化してしまい、仕事を続けられなくなり退職を決断しました。
「辞めたからには、一年間しっかり休もう。でもただ休んでいるだけではもったいない。」と思い、以前から気になっていたアーユルヴェーダを一年間かけてじっくり学ぼうと決意したのが学びはじめたきっかけです。
幸い東京にはアーユルヴェーダを学べる学校が多く、どの学校に通うか迷いましたが、その中で、英国アーユルヴェーダカレッジを選んだ理由は、カリキュラムがとても充実していたからです。クラスは少人数制で、実技だけではなく座学も深く学べると感じました。時間をかけてしっかり学ぼうと思っていたからこそ、そこが一番の決め手となりました。
英国アーユルヴェーダカレッジに通って変化したこと
カレッジに通って最も変化を感じたことは、自分の体調をコントロールできるようになったということです。
パーリタ先生の講義では、アーユルヴェーダの理論を深く学びました。アーユルヴェーダの定義では、生命にとって良いものと悪いものがあると教えています。自分にとって良いことをすれば、健康になり長生きができ、一方、悪いことをすれば体調が崩れ、寿命が短くなる。当時、基礎体温が34度まで落ち、集中力の低下や貧血症状に悩んでいた私にとって、この定義は深く胸に突き刺さりました。そして、自分を見つめ直し、良いものを取り入れていこうという気持ちになり、生活が変化していきました。ディナチャリアを実践し生活面や食事面を整えたことで、基礎体温が36度にまで戻りました。
また、アーユルヴェーダ理論での体質に関する内容や、山田校長の心理学の講義を通して、相手に対する思い込みがなくなったのも私にとって大きな成長です。特に心理学はとても興味深く、自分自身の性格を深く分析できたことで、気づいていなかった自分の一面を知るきっかけにもなりました。
そして実技の授業では、正しいボディメカニクスに基づいたトリートメントの方法を学ぶことができました。疲れることなく施術ができるようになったことに、サロンを開業した今、とても感謝しています。実技主任講師である宮腰先生の教え方はとてもわかりやすく、目で見ているだけではわからないスピード感から手技ひとつひとつのポイントまで、こと細やかに教えてくださいました。手技は一朝一夕では習得できないものです。少人数制で一年間かけて、タイラヴィマルダナという手技を学ぶことができて、とても満足しています。タイラヴィマルダナを学べるのは日本で唯一英国アーユルヴェーダカレッジだけです。
現在の活動とこれから
2020年に完全個室のアーユルヴェーダサロンmrduムルドゥをオープンし、2021年に西荻窪に移転しました。一日二名様限定の女性専用プライベートサロンです。私自身、30代に差し掛かった頃から、女性ホルモンが減少し、自律神経をはじめ、様々な乱れが生じ、体調面だけでなく感情面においても辛い思いをしました。
この経験を生かして、同じ悩みを持つ女性に寄り添い、体や心を調整するお手伝いをしていきたいと思っています。
オープンにあたって、英国アーユルヴェーダカレッジの山田校長が経営サポートを手堅く行ってくださいました。やはり、一人でサロンを立ち上げるのは難しく、特に物件探しにおいては心が何度も折れました。そんな時にフォローしてくれる方がいることはとても心強かったです。
また、サロンの広告を出すのはまだ難しいですが、SNSを活用した広告戦略のアドバイスも専門家から直接指導を受けることができるので、集客に役立っています。独自性のあるホームセンターも出来上がり、とても満足です。
英国アーユルヴェーダカレッジでは卒業してからもこのように手厚いサポートを受けることができます。カレッジを卒業した先輩方との縦のつながりがあるのも魅力です。私も実際に、卒業生でサロンを開いた方の店舗を見学させていただく機会がありました。セラピストはみんな仲間です。お互い支え合って、より良い社会にしていけるよう、私もサロン経営を通してアーユルヴェーダの素晴らしさを伝えていきたいと思っています。
