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解剖生理学を学ぶ【リンパ系】

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今日は解剖生理学でリンパ系の講義でした。
よく耳にする「リンパを流す」と言う言葉!
そのリンパが今日の主役です。

リンパ系とは

血液が毛細血管から出て組織に浸出し、再び毛細血管に集められ、
静脈を通って心臓に返るが、その一部はリンパとしてリンパ管を
通り心臓に返る。この経路をリンパ系と言うそうです。

リンパ管の中に入ったものはリンパ液と呼ばれ、血漿成分から
できたアルカリ性の黄色い液体です。

リンパの機能

リンパの機能には、

・組織間液の排水 
全身の毛細血管から染み出た組織間液を集め、
リンパ管を介して静脈に運ぶ。

・脂質の輸送
中性脂肪、コレステロール、脂溶性ビタミンを胃腸管から
血液中に運ぶ。

・防御反応
体外からの異物、微生物、病原菌から守る。

があります。

※静脈には、
体中の二酸化炭素や老廃物などを回収して、再び血液をきれいにするために
必要な場所(肺、肝臓、腎臓など)へと運搬する役割があります。

コロナ禍で気になるのは、やはり「防御機能」です。
防御機能に関わる言葉としてよく耳にするのが「免疫」ですが、
免疫と生体防御について、更に詳しく学びました。

免疫と生体防御

免疫とは、
生体が侵入してくる異物(病原体)を自分のものではないと判断し、
体外に排除、もしくは無毒化しようとする働きです。

生体防御とは、
免疫反応などにより生体を守る働きです。

この生体防御には、「非特異的生体防御」と「特異的生体防御」があり、
この二つが上手く連携しあって生体を異物から守っています。

非特異免疫

生まれた時から備わっている免疫で、抗原を見つけると相手を特定せずに
無差別に攻撃を仕掛け、異物の進入を防ぐ第一線の防御機構として働く免疫です。

特異免疫

生まれた時から備わっていなくて、後天的に獲得した免疫です。
新しい抗原をみつけると、それぞれに最も適した攻撃法を
習得、記憶していきます。さらに、攻撃方法を習得した特異的免疫は
過去に出会った抗原に対しても反応し、攻撃する特徴があります。

※抗原とは、
病原体の外側に存在するような分子または分子構造で、
抗原特異的な抗体またはB細胞抗原受容体と結合することができる部位。

と言うことは、
コロナウィルスは未知の抗原になるので、特異免疫がコロナという抗原と戦って、
攻撃方法を学んで記憶すると、次回同じ抗原が侵入した時は、記憶した
攻撃法で撃退してくれる感じです。新しい抗原みつけて戦う度に、
特異免疫はバージョンアップですね!

ただ、免疫を担当している主な組織は胸腺と脾臓なので、
加齢とともに胸腺が退縮、胸腺ホルモンの分泌減少するため
免疫機能が弱まります。
だから、コロナワクチンの接種は高齢者の方が優先されるんですね。

 

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