今振り返って、アーユルヴェーダを学んで変わったことは何だと思いますか?
そうですね。
看護師という仕事上、人の死に直面することも多く、「生きるってなんだろう」「死ぬっていったいどういうことなんだろう」と常に考えていて、以前は確固たる死生観というかそういうものがありませんでした。
死生観のような大きなテーマではなくても、
健康法などの日常的なテーマでも良いと思っていたことが、ある日突然違うとされたり、ブームがあったり、いったい何が正しいのかが分からなくなっていました。
アーユルヴェーダを学んでからは、はっきりとした道を示してくれる哲学があって、ぶれずに自分の芯を持つことができたように思います。
以前は人を批判的に見てしまうことも多かったのですが、相手を理解するという観点を知って、より穏やかにもなれました。
自宅サロンを始めたと聞きました
はい、そうなんです。
看護師として働いて入ると、すでに病気になった方や介護が必要な方へのお手伝いはできるのですが、普段身近にいる友人や家族、地域の人達にもっと健康なうちから自分の技術を還元していきたいと思うようになったんです。
看護の仕事はとても好きなので続けていきたいのですが、学んだアーユルヴェーダをさらに生かしていきたいという思いがありました。
大々的に宣伝をする形ではなく、まずは地域の人たちに喜んでもらえるようなサロンにできたらいいなと思っています。
以下、卒業当時のインタビュー内容です。
アーユルヴェーダに興味をもったきっかけは何ですか?
当時、看護師として、不規則な勤務状況で生活をしていたので、常に慢性疲労がありました。月経不順、年に数回胃腸炎にもなっていて体はボロボロでした。人の健康にかかわっているものとして、自分の健康管理の基本を身につけたいと思っていました。
また、看護師として丸6年働いたところで、次のステップとして、どのように進もうかと悩んでいました。看護の専門分野を深めることにはあまり興味がわきませんでした。
なぜなら、心と体はつながっていて、それをうまくバランスをとってアプローチしなければ本当に患者さんを癒せない、病気をもっている人に係わるには、心のケアが重要と感じることが多くあったからです。そういう状況において、「患者さんと係わる上での一つの手段がアーユルヴェーダにあるのではないか」と期待しました。
当スクールを知ったきっかけは?
ホームページで知りました。
入学する2年前に他のスクールで5日間のコースに通いました。当時調べたスクールが提供していたのは、短期コースでした。そのほとんどが、マッサージの技術が中心で、短期で簡単に教えるコースだったと思います。理論はさらーっという感じです。
その後、アーユルヴェーダにさらに興味が深まり、アーユルヴェーダの理論をしっかり学べるスクールを探しました。そして、理論だけでなく、マッサージ技術もしっかり学べるということも選択のポイントでした。
最終的に、カレッジに決めたのは、この2つを満たしていたことと、スピリチュアルなことも含め、あらゆる角度から人をみていけるように、カリキュラムがしっかり構成されていると感じたことです。
入学前に説明会に参加されましたか?
はい、参加しました。学校の説明だけでなく、アーユルヴェーダの概論を丁寧に話していただいたので、それまで本で読んでわかっていた気になっていたのが、実は違うんだなということがわかりました。
山田校長が私が求めていたことをうまく引き出して、カウンセリングもしてくださったので、頭とそして気持ちも整理できました。説明会が終わるころには、「ますますアーユルヴェーダを学びたい!」という気持ちが深まりました。
カレッジに入学してからの印象はどうでしたか?
でもクラスメートにも恵まれ、大変さも、楽しさも共有できて、濃厚であっという間の1年でした。アーユルヴェーダ医師のパーリタ先生から、生の声で、アーユルヴェーダを詳しく教えていただいたことはとても貴重な体験となりました。臨床経験が豊富な医師として、理論だけでなく、「セラピストとはどういうものか?」人の身体にさわる時の心構えについても深いレベルで教えていただくことができました。
山田校長は、色々な角度から勉強されていて、経験も豊富で、常にニュートラルな立場で教えていただけたのでとても説得力がありました。山田先生の授業が分かりやすいのは、先生が身をもって得た知識を教えていただいているからだと思いました。教え方も論理的で納得できる内容ですが、知識を実践されているから説得力があるんだと思いました。また、1年間カレッジで勉強したことで、自分のことが客観的によくわかるようになりました。
それまでは、欲求のままに過ごしていましたが、バランスのくずれた時にはどうしたらよいかもわかるようになりました。そして、自分がわかることで、まわりの人もよくみえるようになりました。
そして、総合プロコースは、理論と技術をだけでなく、セラピストになるために、マナー、解剖生理学、モチベーション、スピリチュアルなど多角的に学ぶことで、卒業して、次に繋がる一歩を踏み出すイメージが明確になりました。
卒業後どのように学んだ知識を活かしていますか?
現在訪問介護を週3日していますが、ヘッドマッサージをしてさしあげ、不眠が解消されたり、足のむくみが改善されたり、一緒にはたらくスタッフも良さを実感してもらっています。
そして、カレッジでの3ケ月コースのセラピストとしてもいい経験をさせていただきました。3ケ月でクライアントの方が変化していく様子がとてもよくわかりましたし、それが身体だけでなく、心が変化して、表情も変わっていくのが印象的
これからアーユルヴェーダを学ぶ方々へのメッセージをお願いします。
もし迷われていたら、ぜひ説明会に行ってみてはいかがでしょうか?
山田先生のカウンセリングでご自身がやりたいこともはっきり見えてくると思います。
看護の世界では、人を全人的に看る看護の考え方にアーユルヴェーダはマッチしています。
自分の視野も広がり、技術も身につくので、医療従事者の方にもおすすめです。
なみゆら Ayurveda Salon
サロン情報 | https://ayurvedanavi.jp/shop/namiyura/ |
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住所 | 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1丁目1-13 ハピネス由比ヶ浜102号室 |
アクセス | 鎌倉駅 徒歩5分 |