TOP > 体験談 > 看護師として働きながら学んだ2年間。アーユルヴェーダがくれた 「自分の軸」(堀夕子さん)

堀夕子さん(看護師、アーユルヴェーダセラピスト)総合プロコース52期卒業生

仕事や日々の出来事に追われ、自分のことはいつも後回し。外側の情報や周囲の感情に心が揺れ、小さなことにも傷ついたり、いら立ったりしていた。私生活で大きな喪失を経験し、その後、自身の体調も崩した堀さん。治療や仕事を続けながら日々を歩むなかで、心の支えの一つになったのがアーユルヴェーダでした。

「自分を見つめ、自分を労わる」。その小さな実践は、やがて周囲への優しさや新しいご縁へと広がっていきました。

現在は健診業務に携わりながら、週末にワークショップや施術を行い、アーユルヴェーダの知恵を伝える活動を少しずつ広げています。

学ぶ前は、仕事や日常生活にどのような悩みを抱えていましたか?

堀夕子さん
今振り返ると、自分が整っていなかったのだと思います。
意識がいつも外側に向いていて、少しのことで傷ついたり、いら立ったり、周囲の感情に振り回されたりしていました。仕事のストレスもあり、私生活では夫を亡くすという大きな出来事も経験しました。それでも生活を続けていかなければならず、心も体も疲れていました。

その後、バセドウ病で体調を崩しました。治療や仕事を続けていくなかで、アーユルヴェーダの考え方や日々の実践が、私にとって心の支えの一つになりました。

外側に向いていた意識を、自分の内側へ「自分はいま、どのような状態なのか」と立ち止まって見つめることが、前へ進む助けになったと感じています。

アーユルヴェーダを学んで最も大きく変わったことを教えてください

「生きづらさ」から、自分の軸へ

自分の内側に目を向けられるようになったことです。以前は自分自身をあまり見ておらず、労わることもできていなかったと気づきまし
た。学びを実践するうちに、自分に少しずつ優しくなれたと思います。

すると、周りの人にも自然と優しい気持ちを向けられるようになりました。

外から入ってくる情報や感情に以前ほど左右されなくなり、「自分の軸」が少しずつ育って、生きやすくなったと実感しています。

数あるスクールのなかから、英国アーユルヴェーダカレッジを選んだ理由を教えてください。

当時は正社員の看護師として夜勤もしていましたが、アーユルヴェーダをきちんと学びたいと思い、複数のスクールを比較しました。
そのなかで、スリランカのアーユルヴェーダ医師であるパーリタ先生から直接学べること、カリキュラムがしっかりしていることに魅力を感じました。

山田校長とお話しして、「ここなら本格的に学べる」と確信できたことも大きかったです。

総合プロコースを2年間に分けて受講したのですね。

本質から、無理のないペースで学ぶ

仕事をしながら1年間ですべてを学ぼうとすると、どこかで無理をして、勉強に手が回らなくなると思いました。

山田校長に相談し、基礎コースとセラピストコースを2年間に分けて受講しました。自分のペースでじっくり学べたことは、本当に良かったです。48期と52期、2つの期の仲間と出会えたことも、大切な財産になりました。

授業で特に心に残っている学びを教えてください。

「この世にあるすべてのものは、パンチャマハーブータ(五大元素)から成り立っている」という考え方です。
すべてが同じ要素でできていると知り、人間も自然と調和して生きることが大切なのだと、深く腑に落ちました。

パーリタ先生から、サンスクリット語のシュローカに触れながら学べたことも印象に残っています。これからさらに理解を深め、多くの方に伝えていきたいです。

現在の働き方は、以前と変わりましたか。

以前は病院に勤務し、生死に関わる場面も多く、帰宅後まで気持ちを引きずることがありました。生活の基盤を保ちながら、心にも余裕を持てる働き方を考え、現在は健診の仕事に移っています。

すべてを急に変えるのではなく、自分が無理なく続けられる形を選びました。

卒業後は、どのような活動をしていますか。

余白が生まれたから、未来にワクワクできる

週末を中心に、アーユルヴェーダのワークショップや施術を少しずつ始めています。

以前は「何かをしなければ」と、自分で自分にプレッシャーをかけていました。でも今は心に余裕が生まれ、「これは本当に良いものだから伝えたい」というワクワクする気持ちから、動けるようになりました。余白が生まれたから、未来にワクワクできるようになったのだと思います。

学びの仲間から紹介をいただき、スリランカの家庭料理を提供している古民家で、ワークショップや施術を行うお話が進んでいます。
また、ハーブやスパイスを学ぶなかでお寺とのご縁も生まれ、週末に施術をさせていただく計画もあります。

自分を整えたことで周囲とのつながりが自然に広がり、外の世界へ一歩ずつ進めるようになりました。

かつてのご自身のように、一歩を踏み出せずにいる方へメッセージをお願いします。

学びは、生き方を支える知恵になる

アーユルヴェーダは、私たちの生き方を教えてくれる知恵です。迷っている方には、ぜひ一度、学びに触れてみてほしいと思います。
英国アーユルヴェーダカレッジでの学びは、知識を得るだけではなく、自分自身を見つめ、日々をどのように生きるかを考える時間になりました。心も体も重かった私が、自分を労わり、軽やかに生きられるようになりました。

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