TOP > 108のヒント > 「味」だけじゃない!食べ物の「6つの性質」で体調をコントロールする方法〜ヒント28

「6つの味を覚えるのが少し大変」という方は、アーユルヴェーダでは「重・軽」「油・乾」「温・冷」という身体の感覚(グナ)で食べ物を選ぶだけで、簡単に体調のチューニングができます。

味だけでなく「質感や体感」で選ぶアーユルヴェーダ式食事法

前回まで「6つの味(甘・酸・塩・辛・苦・渋)」による体質別の整え方をお伝えしてきましたが、
「食材の味をいちいち考えるのが少し難しい」
「甘味と言われても、自分に必要なのか迷ってしまう」
と感じたことはありませんか?

そんな方におすすめしたいのが、アーユルヴェーダの「食べ物の性質(グナ)」に着目するアプローチです。

アーユルヴェーダでは、すべての食材や料理に固有の性質があると考えます。その中でも基本となるのが、正反対のペアになっている「6つの性質」です。
温野菜

正反対でバランスを取る「6つの性質」とは?

食材が持つ基本の6性質は、以下のように3組のペアになっています。

「重性(Guru)」と「軽性(Laghu)」

重性(消化に時間がかかり、どっしり滋養を与える): チーズ、ヨーグルト、小麦製品、肉類、揚げ物など
軽性(素早く消化され、体を軽やかにする): 大麦、ほうれん草、とうもろこし、りんご、ポップコーンなど

「油性(Snigdha)」と「乾性(Ruksha)」

油性(潤いとしなやかさを与える): 乳製品、ギー、ナッツ類、良質なオイルなど
乾性(余分な水分を吸い、乾燥させる): 大麦、じゃがいも、豆類、乾パン、クラッカーなど

「温性(Ushna)」と「冷性(Sita)」

温性(体を温め、代謝を燃やす): スパイス類、生姜、加熱した温かい料理など
冷性(熱を冷まし、クールダウンする): 冷たい飲食物、生のきゅうりやトマト、すいか、緑黄色野菜など

【ドーシャ別】自分の不調と「逆の性質」を取り入れるルール

体調を整えるルールはとてもシンプルです。「自分の今の不調・ドーシャと同じ性質を避け、正反対の性質を食べる」だけです。

ヴァータが乱れているとき(冷え・乾燥・落ち着きのなさ):

ヴァータは「冷・乾・軽」。

【対策】 「温性(温かいもの)」「油性(オイルやスープ)」「重性(しっかりした穀物)」をとることで、冷えと緊張がほぐれます。

ピッタが乱れているとき(イライラ・ほてり・胃の熱さ):

ピッタは「熱・油・軽・鋭」。

【対策】 「冷性(常温の水分や夏野菜)」「重性」を意識し、過度な「温性(激辛料理)」を控えることでスーッと熱が引いていきます。

カパが乱れているとき(重だるさ・むくみ・無気力):

カパは「重・油・冷」。

【対策】 「軽性(消化のよい野菜・豆類)」「乾性」「温性(スパイス)」をとることで、停滞した水分や重さが吹き飛びます。

【今日の一言】

食材のカロリーや味に迷ったら、「今の私の体は、温まりたい?軽くなりたい?潤いたい?」と身体の声に耳を傾けてみましょう。「正反対の性質」をひと口選ぶだけで、身体は自然とニュートラルに戻っていきます。

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