ダイエットや健康管理にカロリーや栄養バランスの計算に追われなくても大丈夫。「6つの味(シャド・ラサ)」を日常の食卓に揃えるだけで、自然と体調と心が整うアーユルヴェーダ式食事法について書きました。
目次
栄養バランスを考えるのが難しく、疲れていませんか?
「毎日の献立でカロリーやビタミンやミネラルを意識するのは大変」
「忙しいとついつい丼ものやパンなど、手軽なものばかりになってしまう」
「疲れると甘いものや味の濃いものばかり欲しくなる」
健康的な食事を心がけたいと思いつつも、毎食の栄養バランスを細かく管理するのはなかなか難しいものですよね。
アーユルヴェーダの古典では「正しい食べ物をとることが人間の健康を発展させる唯一の方法である。また、正しくない食べ物をとることが病気の原因である。」と教えています。
食べ物は私たちの体をつくるエネルギーになるだけでなく、毎日の細胞をつくり替え、さらには感情や心の安定にまでダイレクトに影響を与えています。まさに「医食同源」ですね。
では、専門家のようなカロリー計算などせずに、どうすれば「自分にとって正しい食べ物」を美味しく選ぶことができるのでしょうか?
そのシンプルで最も効果的な答えが、アーユルヴェーダが重視する「6つの味(シャド・ラサ)」にあります。

心と体を満たす「6つの味(シャド・ラサ)」とは?
アーユルヴェーダでは、食事に含まれる味を以下の6つに分類します。
・甘味(あまみ): 米、小麦、牛乳、ギー、自然な甘みのある果物、根菜など(滋養を与え、心を落ち着かせる)
・酸味(さんみ): 柑橘類、酢、梅干し、ヨーグルト、発酵食品など(食欲を促し、消化力を高める)
・塩味(えんみ): 岩塩、海藻(昆布など)、味噌、醤油、漬物など(水分を保ち、消化を助ける)
・辛味(からみ): 生姜、胡椒、わさび、スパイス、唐辛子など(体を温め、代謝を促し、巡りを良くする)
・苦味(にがみ): ゴーヤ、春菊やケールなどの緑葉野菜、ターメリックなど(熱を冷まし、体内の毒素や未消化物を浄化する)
・渋味(しぶみ): 豆類、緑茶、渋柿、緑色の野菜など(組織を引き締め、余分な水分や脂肪を排出する)
私たちの体は、この「6つの味がすべて揃った食事」をとることで、味覚が満たされ、食べ過ぎを防ぎながら真の栄養を吸収できるようにできています。
【セルフチェック】あなたが「不足している味」はどれ?
現代の一般的な食卓や外食を振り返ってみると、「甘味・酸味・塩味」が中心になりがちです。
疲れたときに甘いものやスナック菓子(塩味)が無性に欲しくなるように、人は自分の優勢なドーシャやストレスの状態によって特定の味ばかり偏って選んでしまう傾向があります。
好きな味ばかりをとっていると、特定のドーシャ(エネルギー)が過剰になり、体や心のバランスを崩す原因(未消化物・アーマの蓄積)になってしまいます。
上記の6つの味を見渡したとき、「最近あまり食べていない味」はどれでしょうか?
特に現代人に不足しやすいのは、デトックスを促す「苦味」や巡りを引き締める「渋味」、そして消化の火を灯す「辛味」です。
今日からできる!「足りない味をひと皿にプラス」するコツ
6つの味を揃えるといっても、何品も豪華な料理を作る必要はありません。いつもの食事に「ちょい足し」するだけで十分です。
苦味が足りないとき: 汁物に青菜をひとつまみ入れる、料理にターメリックを一振りする
辛味が足りないとき: お味噌汁やおかずにすりおろし生姜や黒胡椒を少し添える
渋味が足りないとき: 食後に温かい緑茶やほうじ茶を飲む、サラダにひよこ豆や枝豆をトッピングする
酸味が足りないとき: 焼き魚やお肉にレモンやカボスをキュッと絞る、梅干しを添える
このように「普段自分が選ばない味」を食卓に少し添えてあげるだけで、1回の食事の満足感が格段に上がり、無理な我慢をしなくても自然と心身の巡りが整っていきます。
【今日の一言】
カロリー計算に頭を悩ませるよりも、お皿の上に「6つの味」が仲良く並んでいるかを意識してみましょう。普段選ばない「苦味」や「渋味」をほんの少し足すだけで、あなたの体と心は驚くほど軽やかに整っていきます。
【あなたの生まれ持った体質と、本当に合うセルフケアの方法を手に入れませんか?】
ドーシャ(エネルギー)のバランスは、一人ひとり異なります。
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