中山 理紗さん(コーチング事業経営・一児の母)総合プロコース 第43期卒業生
適応障害を経験し、自分をすり減らす働き方から「自分を活かす生き方」へとシフトした中山さんの言葉は、周りとの比較や自己否定に苦しんでいる方にとって、ありのままの自分を取り戻す大きなヒントになるはずです。
アーユルヴェーダを学ぶ前と後で、人生はどう変わりましたか?

一番変わったなと思うのは、「自分と周りを比較しなくなって、自己否定をしにくくなったこと」です。以前は常に自分に足りないものを付け足そうと必死でしたが、今は自分らしくヘルシーに生きられるようになりました。
アーユルヴェーダを知ったきっかけ
適応障害、体の声を無視し続けた日々
当時、仕事が非常に忙しく、自分に合っていない環境だったこともあって、平日は限界まで働き、土日は1日中寝て過ごすような日々を送っていました。山手線の終電で帰ってきてからは、週に3〜4回バーに立ち寄ってお酒を飲まないと自分を保てない状態だったんです。そんな生活を繰り返すうちに心身のバランスを崩し、適応障害になってしまいました。
整体院の先生の衝撃的な一言
常に慢性的な肩こりもあったのですが、ある日ストレス発散のために音楽を爆音で聴きながらヘッドバンギングをして首を痛めてしまい、駆け込んだ整体院の先生から言われた一言が転機になりました。
「体は今まで何にも文句を言わずに、ここまでついてきてくれたんだね。偉いね」
その言葉を聞いた瞬間、今まで体の声を完全に無視し続けていた自分に気がつき、号泣しながら体にごめんねと謝りました。その先生が東洋医学やアーユルヴェーダを勉強されている方で、施術中に色々とお話を聞かせてくれたのが最初の接点です。
ハワイ島での不思議な出会いへ
その後、仕事を退職したタイミングで両親に誘われてハワイへ旅行に行きました。オアフ島を巡った後、1人でハワイ島へ向かい、たまたまインド人とアメリカ人のご夫婦のお宅に泊めていただく機会があったんです。そこで私が体調を崩して強い蕁麻疹が出てしまった時、インド人の旦那さんがアーユルヴェーダの知恵を教えてくれて、その通りに実践したら、いつもは長引く蕁麻疹がすっと消えたんです。「アーユルヴェーダってすごい!」と身をもって実感し、本格的に学びたいと思うようになりました。
英国アーユルヴェーダカレッジを選んだ理由
私の中で「本場の知識を持ったドクターからしっかり学びたい」という思いが強く、スリランカのアーユルヴェーダ医師(パーリタ先生)から直接学べる点が大きな魅力でした。
それに加えて、単なる知識の習得で終わらせるのではなく、卒業後にしっかり仕事として活かしていけるよう、法規やビジネス概論まで幅広くサポートしていただけるカリキュラムだったことです。これは経営者としての経験もお持ちの山田先生がいらっしゃるカレッジだからこそだと魅力を感じました。
また、入学前の学校説明会で、山田先生から当時抱えていた体調への具体的なアドバイスをいただき、実際に試したところ気分も体調もすごく良くなったことも、安心してカレッジを選ぶ大きな後押しになりました。
カレッジで学んで良かったこと
全ての不調には原因がある。自分の人生を自分でコントロールできるという自信
「すべての物事には原因があって、その結果がある。だから原因を取り除くことで解決できる」という因果関係を学べたことです。
それまでの私は、胃の調子が悪くなったら胃薬を飲む、やる気が出ないのも肩が凝るのも整体に行くなど、すべて対症療法的に考えていました。それが、自分の生活習慣やマインドの持ち方に起因しているとは夢にも思っていなかったんです。
不調には必ず原因があり、正しく対処すれば自分で全てコントロールできる。これを知ったことで自己効力感が一気に上がり、体調だけでなく「自分の人生自体も自分でコントロールできるんだ」と、強い自信を持てるようになりました。
自分の中の変化(ベネフィット)
「みんな違って、同じになりようがない」と気づき、自分を活かす生き方へ
アーユルヴェーダを学んだことで、「人は本当に一人ひとり違うんだ」という当たり前の事実に、心の底から気がつくことができました。クラスメイトを見ていても、体質も体格も考え方も全く違います。
この違いを知ったことで、2つの大きな変化がありました。
1つ目は、「みんな違うんだから、誰かと同じになりようがないよね」と思えたことです。それまでの私は、他人と比較して自分が劣っているか優れているかばかりを気にしていました。「人よりここが足りないから資格を取ろう」「学歴を上げるために大学やMBAに行こうか」と、自分ではない何かに一生懸命なろうとして苦しんでいたんです。でも、「自分は自分でしかないのだから、自分を活かす生き方をしよう」と180度マインドが変わりました。
2つ目は、「自分に合ったものを深く観察するようになったこと」です。流行りのダイエット情報や他人の意見、薬などに振り回されず、「これを食べたら自分はどう感じるか」「何をすると疲れやすいか」を自分で見極め、自分軸(マインド)をしっかり持てるようになりました。
現在の活動とこれから
静かなバーの経営から、オンラインのコーチング事業へ。死んだ魚の目から「キラキラした目」へ変わる伴走者
卒業後、和室の畳があるバーを経営して、その後現在のコーチング事業へと歩みを進めました。バーでのお客様との時間も、今の事業に繋がっていると思っています。私が経営していたバーは静かで落ち着いた雰囲気だったこともあり、仕事に疲れたお客様がふらっと立ち寄って、ポツリポツリと深い悩みを打ち明けてくださる機会がとても多かったんです。
当時は他のお客様が入ってくるとお話が中断してしまい、「もっと深くお話を聞きたかったな」「この方が変わっていく姿を最後まで見届けたいな」というもどかしさがありました。
その後、子供を授かったことをきっかけにお店を閉じることになったのですが、「悩みを聴き、その人が変わるサポートをしたい」という思いをそのままオンラインに移行し、現在のコーチング事業を立ち上げました。
過去の私のように、自己否定や周りとの比較で苦しんでいる人が、自分を知って、楽に毎日を楽しくヘルシーに生きられるよう伴走しています。自分の個性に気づいた瞬間、クライアントさんの目が「死んだ魚の目」から「キラキラした目」に劇的に変わるんです。これからも、そんなキラキラした目の人を世の中に増やしていく活動を続けていきたいです。
入学を迷っている方へのメッセージ
自分以外の何かになろうとしなくていい。不要なものを削ぎ落とし、本来の自分に戻る旅
自分の経験からも言えることですが、何かしらを自分に付け足して「自分以外の何か」になろうとすると、生きるのがすごく苦しくなってしまいます。
自分を知って自分を活かすというのは、外から何かを足すのではなく、「自分から不要なものを削ぎ落としていくデトックスの作業」なのだと思います。アーユルヴェーダは、その不要なものを削ぎ落とし、本来の楽な自分に戻るための最高の知識です。
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