今日はディナチャルヤ実践の授業で、生理現象について学びました。
生理現象と言えば、くしゃみ、あくび、げっぷなどがあげられますが、
人前では、周りの人への気遣いで我慢していませんか？
我慢は身体へのストレスになります。
生理現象を我慢するとどのようなことが起こるかを
チャラカサンヒターより紹介したいと思います。

生理現象の種類

生理現象には、
1. 尿
2. 便
3. 精液
4. おなら
5. 吐き気
6. くしゃみ
7. げっぷ
8. あくび
9. 空腹
10.喉の渇き
11.涙
12.眠気
13.疲労による呼吸の衝動
の13種類があります。

生理現象の抑制による症状

生理現象を抑制するとさまざまな症状がおこります。
できるだけ抑制しないことが望ましいですが、
抑制したことにより身体に不調を感じた時は、
生理現象別の対処法をおこなってみてくださいね。

尿

我慢すると、
膀胱、尿道の疝痛、排尿困難、頭痛、身体が曲がる、
鼠蹊部の痛み、下腹部の膨満感、便秘がおこります。

我慢した時には、
発汗法、入浴、オイルマッサージ、ギーによるナスヤ、
3種のバスティをおこなうとよいとされています。

便

我慢すると、
腸痛、頭痛、おなら、便が出ない、ふくらはぎの腫張、
腹部膨満感がおこります。

我慢した時は、
発汗法、入浴、オイルマッサージ、入浴、座薬、経腸、
便を排出させやすくする飲食物、プラマーティがよいとされています。

精液

我慢すると、
陰茎と睾丸の疝痛、身体のあちこちが揉みこまれるような痛み、
心臓部位の痛み、尿の閉塞がおこります。

我慢した時には、
オイルマッサージ、入浴、鶏肉、マディラ酒、シャーリ米、乳、
煎じ液経腸、房事がよいとされています。

おなら

我慢すると、
便、尿、おならの停滞、腹部膨満感、痛み、疲労、
その他腹部におけるワータの症状がおこります。

我慢した時には、
油剤法、発汗法、座薬、ワータを緩和する飲食物、経腸が
よいとされています。

嘔吐

嘔吐を我慢すると、
痒み、蕁麻疹、味覚障害、顔面の小斑点、浮腫、貧血、発熱、
皮膚病、吐き気、ヘルペスがおこります。

我慢した時は、
催吐法、薬用喫煙、断食、瀉血、乾性の飲食物、運動、催下法が
よいとされています。

くしゃみ

我慢すると、
頚筋の硬直、頭痛、顔面麻痺、偏頭痛、諸感覚の無力がおこります。

我慢した時は、
鎖骨上部のオイルマッサージ、発汗法、薬用喫煙、ナスヤ、
ワータを緩和する食事、食後のギーがよいとされています。

げっぷ

我慢すると、
しゃっくり、呼吸困難、味覚障害、ふるえ、心臓部位と胸部の圧迫感が
おこります。

我慢した時は、
しゃっくりと同じ

あくび

我慢すると、
身体が曲がり、痙攣、収縮、しびれ、ふるえ、小刻みなふるえが
おこります。

我慢した時は、
ワータを緩和するあらゆる薬がよいとされています。

空腹

我慢すると、
痩せる、衰弱、変色、身体のあちこちに揉みこまれるような痛み、
味覚障害、めまいがおこります。

我慢した時は、
油性で温かく、消化しやすい軽食がよいとされています。

喉の渇き

我慢すると、
喉と口の乾燥、難聴、疲労、倦怠感、心臓部位の痛みがおこります。

我慢した時は、
冷たくて満足感のある飲み物がよいとされています。

涙

我慢すると、
鼻炎、眼の病気、心臓病、味覚障害、めまいがおこります。

我慢した時は、
睡眠、酒、楽しい会話はよいとされてます。

眠気

我慢すると、
あくび、身体のあちこちに揉みこまれるような痛み、眠気、
頭の病気、眼の鈍重感がおこります。

我慢した時は、
睡眠とサンバーハナがよいとされています。

疲労による吐息

我慢すると、
グルマ、心臓病、意識朦朧がおこります。

我慢した時は
休養とワータを取り除く治療が必要とされています。

＜言葉の意味＞
ナスヤ･･･鼻の粘膜からオイルを吸収させる点鼻法
バスティー･･･小麦粉で練って作った円形の土手を体の上に置き、そこに暖めたオイルを注ぎ症状を緩和させる処方
疝痛･･･周期的に反復する発作的な内臓痛のことである。俗に「さしこみ」といわれる。
サンバーハナ･･･サンバーハナとは、オイルを使用せずに手または足で身体を圧迫する指圧法

 

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