セラピストとは「人を健康で幸福に導く人」をいいます。
今の日本に一番必要なものは、真のセラピストです。
真のセラピストとは
真のセラピスト、一流のセラピストとは、目の前の人をただ「癒す」だけの人ではありません。マッサージのテクニックをつかって、繁盛店をつくりだすことでもありません。出版をして有名な先生になることでもありません。
もし、それらをみたしていても、自分が健康で幸福にみたされた状態になっていなければ、家族を大切にしていなければ、第三者を「真に癒す」ことはむずかしいでしょう。
また、これからの時代には「癒し」では十分ではありません。癒しの次にくるものは「自立」。自分自身が健康で幸福にみたされた「自立」した状態で、はじめて、第三者を癒すことができます。また、第三者を自立へと導くことができます。
人を健康で幸福な状態に導くセラピストになるためには、観察力、問題解決力、目標達成力をそなえていなければなりません。それらを身につけ、自分はじめ、すべての人に優しく丁寧に向き合っていける方たち、そして、テクニックも磨いて、常に研鑽している方たちを、当スクールでは、真のセラピストと考えています。
想像してください。
もし、日本人1億人が真のセラピストになったとしたら。セラピストマインドを持つ精神性の高い人たちでこの日本が満ち溢れたとしたら、どんな素晴らしい国になっていることでしょう。
ぜひ、あなたもその一員として、アーユルヴェーダを学び、セラピストマインドを一緒に日本中に広めていきましょう。
もし日本人1億人がセラピストになったとしたら
もしも、日本人1億人がセラピストになったとしたら?どんな日本になるのか、どんな社会になるのだろう?
現在の日本では、多くの人が生きにくさを感じています。うつなどの神経疾患で苦しみ人々は年々増加傾向にあります。また、少子高齢化が進む社会では、身体の問題を抱えながら、一人でひっそり暮らすご老人の孤独死も社会問題となっています。
一方で、頻発におこる自然災害により、各地で、とても悲しく辛い現実がつきつけられています。
これらの状況は、なにか本質的なメッセージのようなものがあるような気がしてなりません。みなさん、それぞれ、おかれている立場や環境でどのような見方もできると思います。これらの課題は全て、これから日本が、どのように舵をとるか試されているのかもしれません。
これらの課題を乗り越えながら、もう一度、心身ともに自然と調和した生き方を行う、本来の人間の姿に甦ることができるかもしれないとピンと感じました。
「すべてのものに魂が宿る」
今の日本ではこの言葉はほとんど忘れさられていますが、この言葉をもう一度思いかえせば、「森羅万象すべてに心やさしく接する日本人のあり方」がよみがえります。
私たちの願い
英国アーユルヴェーダカレッジでは、この偉大なるアーユルヴェーダの知恵を、現代に生きる人々に具体的に役立つように、カリキュラムを作っています。それには、現代医学や心理学を含めた、生命科学をさまざまな観点から取り入れ、日本の医療や文化に適合させています。
心身のメカニズムを少しでも知って、そしてそれを意識して生活することで、環境の変化にも動かされない、ゆるぎない自分を手に入れてほしいと思います。実はそれが幸福の基盤なのです。
そして、皆様がそのような知識をもって、自分だけでなく、社会の中で悩み苦しむ人々に寄り添い、励まし、癒し、 その人たちが自分自身を見つけるお手伝いができるセラピストとして、 多くの人に役立ち、活躍していただきたいと願っています。
そうすることが、私がこれまで学び経験したことを、 あなたと一緒に社会に還元することと思っています。
アーユルヴェーダは、
5000年にわたって歴史の断層をいくつも乗り越えてきた生命科学です。そして私たち日本人は現在、さまざまな危機を体験して、歴史の断層をわたっている最中です。ぜひアーユルヴェーダの洞察に富む生命観を学び、力強く生き抜いていきましょう。