英国アーユルヴェーダカレッジの総合プロコースには、
通常のアーユルヴェーダ理論やマッサージ理論、解剖
生理学等の授業以外に外部から特別講師をお招きして
開催される特別授業があります。
各分野でご活躍されている方が講師として授業をされるので、
毎回みんなが楽しみにしています。
今日は特に女子に人気の高いメイクアップの授業です。

アーユルヴェーダにメイクアップ？
と、思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、
プロのセラピストを育成する観点からはメイクアップの
授業が取り入れられています。

なぜメイクを学ぶのか？

セラピストとしてお客様と接する時に、身だしなみは大切です。
特に第一印象は顔で判断されること多いので、お客様に不快感を
与えないように、身だしなみを整える一貫としてメイクを学びます。

眉の描き方ひとつでも、顔がキツく見えたり、頼りなく見えたりする
ことがあります。せっかくセラピストとして高い技術を持っていても、
印象が悪ければお客様の満足度も半減してしまっては勿体ないですよね。
また、メイクの授業は自分が思っているイメージと相手から見られる
イメージが異なっていることもありますので、客観的に自身のメイクを
見直すのにもいい機会となります。

お客様に不快な印象を与えないためのメイク術

最近はナチュラルメイクが主流ですが、薄すぎて顔のシミやクマが
目立つと、疲れているようにみえます。
自分がお客様の立場であれば、やはり元気で明るいイメージの
セラピストにトリートメントをお願いしたいと思うので、シミや
クマは上手に隠したいですよね。

例えば、お顔のベース作りには、
シミやクマが目立つ部分にはコンシーラを使ったり、ファンデーションの
色で調節したり、リキッドとパウダーで重ね塗りをし、陰影をつけるなどの
テクニックを学びます。
眉は自分でどのような眉にしたいかを先生に伝え、一人ひとりイメージの
眉を描いてもらいます。眉を描いてもらっている時は、後で自分で再現できる
ようにみんな一生懸命鏡で確認しています。

メイクの授業には普段自分が使っているメイク道具を持参し、その道具を
使って上手くメイクする方法を学ぶので、メイク道具を一新する必要は
ありません。とは言え、アーユルヴェーダを学びに来ている人で、
普段からバッチリメイクしている人は少ないので、足りないものがあれば、
先生に用意していただいているメイク道具をお借りして自分に似合う色を
探したり、おすすめの道具等を教えてもらったりして、好感が持てるような
イメージに変身していきます。

授業の感想

授業の様子を側でみていると、女子は興味津々で授業を受けていますが、
男性は少し引き気味なのがとっても面白いです。
一応、男性もメイクを学びますが、女子ほどにはメイクはしないです。
その分、凛々しくなった眉が光ります！
ただ、女子と同じようにターバンをつけて、メイクで汚れないように
胸の前にタオルをかけているいる姿は、なかなか可愛らしいですよ。

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