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旬の食材でドーシャの乱れをトトノエル~穀雨編~

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二十四節気では、4月 20 日より穀雨に入りました。気圧の変化体調を崩しやすい人にとっては雨は楽しいお知らせではないかもしれませんが、この時期の雨は穀物を潤し育てる恵みの雨とされ、百石春雨とも呼ばれているそうです。

引き続き、この時期は、カパが乱れやすい時期。さらに今年は花粉の飛散量がすごく多いこともあり、アレルギー症状に悩まされている人が例年より多いと言われています。
また、この頃になると、変わりやすい天気や気温、強い風によって、ヴァータが乱れ、痛みやめまい耳鳴りといった不調が出やすくなったり、体質によってはヴァータの風にあおられる形でピッタも乱れ、炎症や目の充血といった不調も表れやすくなったりします。そのため、カパ対策だけでは、体調管理が難しいと感じる人も増え始めるのがちょうど今くらいの時期です。

このように複数のドーシャがアンバランスになりやすい時期には、ドーシャのバランスを整える生活を意識することはもちろん「消化力」にも意識を向けることが大切です。

そこで、今月は胃腸に優しい【蕪】を使って、一皿で満足感がもてる主役スープ、蕪のポタージュのレシピをご紹介します。

バランスを整える6つの味

先月の「春分編」でもお伝えした通り、春に乱れやすいカパのバランスを整えるのは「辛味・苦味・渋味」×「軽性・乾性・熱性」の組み合わせでした。しかし、複数のドーシャがアンバランスになりやすいこの時期に、この組み合わせの食事を摂っていると、他のドーシャのバランスを崩してしまいます。例えば、カパのバランスを整えてくれる「辛味・苦味・渋味」はヴァータのアンバランスを、「辛味」はピッタのアンバランスにもつながる味だったりします。
反対に、カパのバランスを崩すため、春はあまり摂らないようにしましょうとお伝えしていた「甘味・酸味・塩味」×「重性・油性・粘性・冷性」の中で、甘味はヴァータとピッタを、そして酸味と塩味はヴァータのバランスを摂ってくれる味なのです。このようにお話すると「何を食べればいいかわからない」という混乱に陥る方もいらっしゃるのですが、そのような時にお伝えしているのが次のことです。

旬のものを食べる

自然に育った「旬のもの」を意識するだけで、基本的にはその時期に起こりがちなドーシャの乱れを整える味が摂れます。
というのも、例えば甘味のある野菜の皮には渋味があり、その葉には苦味もあったり。。など、旬のものは、それぞれの季節に摂りたい味や性質をバランスよく持っています。ですから、旬の素材をうまく組み合わせて、焼く、炒める、蒸す、煮込む、和えるといったシンプルな調理をし、よく噛み味わって食べるだけで、その季節を健やかに過ごすことができるのです。ちなみに、今月の食材「蕪」の旬は春と秋の2 回あります。春ものはさっぱりしていて肉質が柔らかく、秋ものは甘味が増します。

蕪の栄養素

アミラーゼ

白い部分(根)の部分には消化酵素アミラーゼを含んでいるため、ご飯やパンなどのデンプンやグリコーゲンを分解することを助け、胃の働きをスムーズにします。大根と似た栄養組成ですが、辛味が少ないのでピッタが乱れやすい人にもおすすめです。

カリウム

体内の余分な塩分を排泄し、むくみ対策にも役立つカリウムは、根よりも葉に多く含まれていますので、葉は捨てずに食べてくださいね。

βカロテン

葉には高い抗酸化力があり、皮膚や粘膜、けっかん、目の健康を守るβ カロテンが豊富に含まれています。ビタミンEも葉に含まれているので、油分を含む調理をすると吸収効率も良くなります。

食物繊維

「腸活に良い」と巷で言われている食物繊維ですが、消化力が弱っている時には摂りすぎるとむしろ負担になることもあります。蕪(根)は水分を多く含み、食物繊維量はそんなに多くないので消化負担がなく、胃腸の調子が良くないときにもおすすめです。

今月のレシピ「蕪のポタージュ」

【材料】

小蕪(葉付き) 2個
オリーブオイル 約大1
岩塩 ひとつまみ
味噌
(今回は麦味噌を使いましたがおうちにあるものでOK)
小1 1/2~2
豆乳 200mL
適量(鍋で蕪が2cm 程浸るくらい)

【作り方】
1. 葉と根を分けよく洗い、根は縦に4つ割り、葉は 1cm 幅くらいに刻む
2.小鍋にオリーブオイルを熱し、蕪に岩塩をふり炒める(中火で軽く焼き色がつくくらいまで)


3.水を加えスッと箸やフォークが通るくらいまで煮る


4.火を止めて豆乳を加え、ブレンダーなどで撹拌する
※ミキサーを使用しても良い。


5.味噌を溶かし、沸騰しないように弱火にかける

★おまけレシピ「蕪の葉のスパイス炒め」★
1.フライパンにお好みのオイルを小さじ 1 程度熱し、葉と塩、クミンシード(ふたつまみ)とターメリック(少々) を加えさっと炒める
※スープにトッピングしても良い。

今回は、完成したスープに冷性のスパイス、コリアンダーとカルダモンをトッピングしてみましたが、もし強い冷えがある人は代わりに黒胡椒を用いるのもおすすめです。また、忙しい日々を過ごしている人や乾燥が気になる人はレモン果汁をプラスするのもいいでしょう。

最後に

週に一度はお酒を飲まない日を作りましょうという休肝日のように、食べ過ぎた翌日や週末など、定期的に胃腸を休める日を作ってみませんか?
というのも、「何を食べるか」と同じくらい「どう食べるか」は、食べる人の状態にも大きく影響しています。例えば「食欲にムラがある」「胃もたれや胃がムカムカする」「お通じが良くない」といった症状は、消化力が落ちているわかりやすいサイン。そのような時には、頑張っていつもの量を食べるのではなく、温かいスープのみの食事にするなど消化器官を労ることが大切です。
お気に入りの器でゆったりした気分で味わうスープって、身体だけでなく心もほっこり癒されるのでオススメです。

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ライター&編集担当

アーユルヴェーダセラピスト尾下弥々
尾下 弥々
愛媛出身、大阪在住。ハマったらとことん!美味しいものと楽しいこと美しいものが好き、極力体力消耗したくないヴァータ強めのインドア派。
尾下弥々 記事一覧へ意外と地道にこつこつタイプです。元々自炊は苦手。
アーユルヴェーダと栄養学を学んでから、体質や体調、季節にあったものを選ぶだけで勝手に栄養バランスも取れることに気付き、すごくシンプルな食生活となり、おうちごはんも楽しめるようになりました。

歳を重ねるごとにより快適により楽により良く美しくなる、そんな穏やかで豊かな人生を送る「智慧」を独り占めせず、ひとりでも多くの人に届けられる人で在りたいです。

英国アーユルヴェーダカレッジ認定 アーユルヴェーダビューティーセラピスト/ライフカウンセラー

日々の食事等はInstagramに載せてます

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